インデックスファンドとは？
なぜなぜ君: インデックスファンドについて、編集長に教えてもらえますか？
編集長: インデックスファンドは、特定の指数（インデックス）のパフォーマンスに連動するように運用される投資信託の一種です。指数とは、市場全体や特定のセクター、国の株価や債券などの代表的な指標のことを指します。
インデックスファンドは、アクティブファンドと対比されることがあります。アクティブファンドは、ファンドマネージャーが銘柄の選択や取引のタイミングを積極的に行い、相場の変動や市場の状況に応じて運用ポートフォリオを調整します。
一方、インデックスファンドは特定の指数をトラッキング（追跡）することを目的としています。具体的には、指数の構成銘柄に比例した割合で銘柄を保有し、指数の変動に連動してファンドの価格も変動します。つまり、指数のパフォーマンスとほぼ同じリターンを目指すファンドです。
インデックスファンドの特徴の一つは、運用費用（手数料）が比較的低いことです。アクティブファンドはファンドマネージャーが銘柄選択や取引のために活動するため、運用コストが高くなる傾向がありますが、インデックスファンドは銘柄の変更や取引頻度が少ないため、コストを抑えることができます。
インデックスファンドの選択には、投資家の目的やリスク許容度に合わせて、さまざまな指数に連動するファンドがあります。代表的な指数としては、株価指数として知られる日経平均やS&P 500、MSCI Worldなどがありますが、他にも国別やセクター別の指数も存在します。
投資家が市場全体のリターンを目指したり、アクティブファンドの高い運用費用を避けたりする場合に、インデックスファンドを選ぶことが一つの選択肢となります。ただし、インデックスファンドでも異なる指数に連動するファンドがありますので、投資目的やリスク許容度に合わせて適切なファンドを選ぶことが重要です。
